
「のぼっていく坂の上の青い天に、
もし一だの白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼっていくであろう」
この文言を見てすぐわかった人は、司馬遼が好きな人であろう。
3年にわたってNHKで放映した「坂の上の雲」の最初のナレーションである。
時代背景は明治維新後の、封建社会から近代帝国社会へ移行する場面。
上を見て登って行けば、必ずそこには、未来が存在するという、
その時代特有な人間模様を描いた、また、日本人(あえてここでは日本人と言うが)
の精神の持ち方はかってこうだったんだと、私達に教えてくれる
よき教科書的作品である。
ボクの勤務している会社は製造業であるが、
最近、仕事で海外に行く機会が増えた。
今の日本で「もの造り」をすれば、
それは当然と言えば当然の出来事である。
かって産業革命後、帝国社会が外に市場を求めたように、
ボクが住んでるこの国も
内の消費に頼ってるだけで、
「それで良いのだ!」って言える訳はない。
消費社会には、自給自足社会と比較して
便利な道具が限りなくある。
その道具はボク達の生活スタイルを変化させ
時には、それが当たり前と思う自分の姿があるのも事実だ。
そういう事をいつも意識をして生きている訳ではないが、
東南アジア諸国の人々に接すると、
そんな事を感じずにはいられない。
彼ら、彼女らの元気なあの笑顔は、
高度成長期を体験した
以前のボク達と同じ笑顔だからだ。
歴史は繰り返すんだ。
そう言って、
ボクは変に納得しているところがある。
ちなみに、この写真は今日、法隆寺の近くで撮ったものです。
正岡子規を偲んで、
年の瀬の私の恒例行事となっています。
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by sevenbokkey
| 2011-12-30 21:57
| Coffee Time
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by sevenbokkey
| 2011-12-19 21:53
| Coffee Time

記憶がなくなりそうな昔、石坂洋二郎氏原作の「光る海」のTVドラマを見た。
俳優は、島田陽子、中野良子、沖雅也等、今や懐かしい面々。
当然、原作の小説も読んだわけだが、
何故か、ドラマの内容より、
この題名が脳裏に刻み込まれているようだ。
光り輝く海に出会えたら、
いつもその頃の事を思い出してしまうのは、
何故か分らないでいる。
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by sevenbokkey
| 2011-12-18 22:45
| Coffee Time

ローカル線の誰も居ない寂れた駅に男が
ひとり佇んでも絵にならない。
ましてや、オヤジであればなおさらだ。
だから、ボクは、自分のポートレート写真をブログや写真サイトに自らは載せたことがない。
ただ単に、絵にならないと思っているからだ。
それに、本当のことを言えば、
極度の恥ずかしがり屋だと、
我ながら思う。
それはさておき、
ここは、JR氷見線 雨晴駅。「あまはらし」と読む。
駅のホームからは、海が見える富山県のとあるローカル駅だ。
「雨晴」の名前は、
源義経がこの近くの岩陰で、雨宿りしたことが由縁らしい。

仕事とはいえ、
先週は、北九州。今週は富山。
まぁ、日本国内だから、たいしたことない。
ともすれば、日帰りでも来れる。
しかし、最近年のせいだろうか。
ちょっとばかり疲れが出てきた。

最近、ローカル電車はカラフルな絵が彩っている。
ボクが住んでる地元の電車(JR万葉まほろば線)もそうだ。
ここは、忍者ハットリ君だ。

仕事まで少し時間が空いたので、
海岸へ出てみた。

富山湾は日本海でも穏やかだ。
この日の昼過ぎから、
急に冬模様となった。
日本海にも普通に
厳しい冬が来る。
いつものように普通に...。
PS. ちなみに最後のSHOTは、iPhoneで撮ってみた。
普通に撮れるところが凄い。。。
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by sevenbokkey
| 2011-12-17 21:32
| PHOTO









仕事でたまたま訪れた街。
生憎、冷たい雨が降っていた。
レトロぽっい街の雰囲気が郷愁を誘う。
余り時間がなかったが、
美味しいものも食べたし
まぁ、今度プライベートでゆっくりと来るか...。
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by sevenbokkey
| 2011-12-11 09:11
| Snap